お金がない…まさかの落とし穴

お金がない…まさかの落とし穴

貧乏彼氏の転勤で、金沢へ行った時の話です。

 

もともと彼は貧乏で、仕事もできるタイプではなかったので、いつも質素な生活をしていました。
学生時代も私の方がバイトを掛け持ちしてお金もあったので、デートもおごることが多かったような。

 

そのときも、彼を支えるために大阪を飛び出して金沢へ行き、身の回りの世話をしていました。

 

冬の北陸はとにかく寒い。でもお金がないのでストーブも買えず、
かろうじてあった電気毛布の上でさらに毛布にくるまれて過ごしていました。

 

ガスコンロすらなくて、電気鍋で味噌汁を作ったり、肉じゃがを作ったりしていました。

 

もちろんお肉は鶏むね肉です。ぱさぱさのヘルシー肉じゃが。
休日もデートは散歩するような感じでおしゃれなカフェに行くでもなし小学生かっていうようなデートばかりでした。

 

クリスマスはかろうじて映画を見に行きましたがお互いプレゼントはなくご飯も家に帰ってあるもので済ませました。

 

平日は外に出るとお金がかかるのでひきこもることが多かったですね。
金沢に行くと決めてから、もう私も仕事を退職していたので、新たな収入はありませんでした。

 

かといって、金沢に完全に住むと決めたわけではないので仕事もできず。

 

そのため、ある程度のお金をもって金沢に行ったわけですが、やはりどんどん手元のお金はなくなります。
でもなくなれば、ATMでお金をおろせばいいしと楽観視してたのです。

 

そこへ落とし穴が!私が持っている銀行のATMが金沢にはなかったんです。

 

つまりお金がおろせない。え?まじで?気づけば諭吉が漱石に、漱石が小銭に…
とうとうその日食べるものを買ったら財布がすっからかんに。

 

家じゅうお金がないか探しました。すると、大昔にゲームの景品であてた貯金箱がありました。

 

必死で取り出してみると400円ほど入ってました。
あとは彼氏が買っていたスクラッチくじがボロボロになって1枚出てきました。

 

ラッキーなことに100円当たりました!そのあたりくじを換金してもらうために、片道40分かけて唯一あるショッピングモールへ歩いていきました。

 

100円をにぎりしめ帰宅しているとポツポツ雨が降ってきて…傘も持ってないし、布団も干してきたし…
なんか泣けてきました。このときのことは今でも鮮明に覚えています。